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2014年の大河ドラマ主人公黒田官兵衛(/岡田准一) ~時代背景-応仁の乱前半~ [黒田官兵衛]

はい、早速ですが、昨日の続き「応仁の乱」の話に入っていきたいと思います。

3代将軍足利義満の時代に、将軍家・幕府は絶大な権力を持ち、国を支配し安定しましたが、
6代将軍義教が暗殺されてから、ちょっと雲行きが怪しくなりました。

そして、8代将軍義政、あの有名な日野富子さんの旦那さんですね。
長い間二人の間には、跡継ぎが生まれず、義政の弟義視を養子にして跡継ぎにしようとしました。
義政はその弟義視に「男子が生まれても、跡継ぎにせず、仏門に入れる」と約束しました。

しかし、実際に男子が生まれると、日野富子は自分の子供を跡継ぎにしようとします。
まあ、母親の子供を思う気持ちはよく分かりますが。
国の問題に発展してしまうとなるとなにかやりきれない感じがしますね。

これが、日本全国を巻き込み、京都を焼野原にしてしまった「応仁の乱」の発端となってしまいます。

この時代の3代実力者が管領の「細川勝元」と四職の「山名宗全」が2大勢力になっていた。

管領とは、元々は足利氏の執事といって今でいう総理大臣筆頭秘書・大統領筆頭補佐官というところでしょうか。
この時代には、管領という将軍を補佐する鎌倉時代の執権のような役職である。
3管領である細川氏・畠山氏・斯波氏が交代で担当する。

四職とは、山名氏・赤松氏・一色氏・京極氏のことをいい、軍事・警察を任される侍所の長官を交代で担当する。

そして、3管領と四職が宿老会議という将軍の最高諮問機関を構成するようになり、実質上国を動かす最高機関になる。
その中でも、細川氏の棟梁「細川勝元」と山名氏の棟梁「山名宗全」が権力をもつことになる。
ただ、この二人実は、婿と舅の関係にあるんですよ。勝元は宗全の娘さんと結婚したんです。
面白いですね。まあ、権力やお金を持つと、今でもありますよね。
いつの時代も同じなのでしょうか。昔も今も人間の本質は同じなんですね。

話を戻しますと、「細川勝元」東軍 対 「山名宗全」西軍 で戦争をします。
目的や利害は、各々それぞれなんですが、主に、将軍の跡継ぎ問題・権力争い・領土拡大・お家騒動などなど。
もちろん、大義名分は将軍後継者の正当性です。
東軍の細川氏は、現将軍の実子である「義尚」を、
西軍の山名氏は、現将軍の養子であり、元々跡継ぎとされていた「義視」を旗頭とします。

この戦争、細川氏と山名氏は、お互い負けられないので味方を増やそうとします。
その結果、国中の守護大名やその配下の人々を巻き込むことになるのです。

この戦争の結果はどうなるか?


それは、ちょっと長くなってきたので、次回のつづきとさせて頂きます。






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