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2014年の大河ドラマ主人公黒田官兵衛(/岡田准一) ~時代背景-応仁の乱後半・戦国時代始まり~ [黒田官兵衛]

はい、前回のつづきですが、「応仁の乱」の結果をどうなったのか。

結果からいうと、和睦で終わります。なんだ、しょうもないと思われたでしょうね。

実は、その大きな原因となったのは、
なんと東軍西軍の総大将である「細川勝元」と「山名宗全」が死んでしまったことです。

そして、国中を巻き込み戦いの行方も膠着状態にあったこともあり、
東軍西軍の総大将の二人の子の間で、和睦つまり「戦いを終わらせましょう」ということになりました。

まあ、お互いの親分がいなくなり、これ以上戦っても損害が増えるだけですから、しょうがないですね。

ただ、次期9代将軍には、義政の実子の義尚(よしひさ)がなります。
しかし、その後10代将軍には面白いことに義政の弟であり養子でもある義視の子である義稙がなります。
実は、これには、日野富子の意向がからんでいるようです。
歴史上「日野富子」は悪女で有名ですが、影で政治に介入してくるんですね。
DVDや本もあるので、日野富子にスポットを当てて注目して見るの面白いと思いますよ。
機会があれば、特集を組んでやるのもいいですね。読者の方の要望があれば、やりたいと思います。

これで、1467年より11年間続いて長い戦争は一様終わったのですが、
これからは、いわゆる「戦国時代」に入っていきます。

「応仁の乱」により、勝敗はうやむやになりましたが、
国のあり様が大きく変わってしまいました。
将軍と幕府の権威が失墜しました。これが一番大きな変化といえるでしょう。
そして、戦争は全国で及びましたので、守護大名の力が衰え、
その結果、守護代や国人といわれる人たちの力が増していきます。
(もちろん、国つまり地方や領地によって状況は様々ですが)

守護代というのは、守護大名というお殿様の留守中に、代理としてお殿様の代わりをする人のことをいいます。
国人というのは、お殿様に仕える各地方の武士集団のことをいいます。

いわゆる「戦国時代」に活躍した「戦国大名」には、
守護代や国人出身の人が多くいます。
たとえば、守護代出身は、有名なところでは、織田信長、上杉謙信(長尾景虎)など。
国人出身は、毛利元就、徳川家康、伊達政宗など。
けっこう聞いたことのある名前多くないですか。
これが、よく聞く「下剋上」ってやつですよ。

実力のある者は、上の者に取って変わることが流行りだしたのです。
そして、それが普通に許される時代がやってきたのです。
江戸時代ほどではありませんが、それまでは、身分という壁があったので、
実力があっても、下の者は上の者を押しのけてまで、のし上がるということは許されませんでした。
それが、可能になったのです。
織田信長は、殿様どころではありません、守護代から戦国大名となり、さらに、日本全国のトップ
になったのです。すごくないですか。
それも、ここで挙げたような強敵たちがいたのにですよ。

もちろん、守護大名から戦国大名になった人もいます。
あの有名な武田信玄や今川義元などがそうです。
この二人は、当時2大巨頭でした。怪物的存在といってもいいでしょう。
しかし、二人とも天下は取れませんでした。

なぜだと思います?
不思議でしょう?

実は、歴史って面白くないですか?


このあたりのことを含めて、次回話したいと思います。






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