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2014年の大河ドラマ主人公黒田官兵衛(/岡田准一) ~第五話~   [黒田官兵衛]

--天下人織田信長・豊臣秀吉・徳川家康を恐れさせた男--

みなさんこんにちは。

第五話見ましたか。

官兵衛は結婚し、とうとう跡継ぎとなる長男が生まれましたね。
今回生まれた長男が、あの黒田長政です。

知らない方もいらっしゃると思いますが、
先の話をしますと、あの有名な関ヶ原の合戦(徳川家康 vs 石田光成)で、
官兵衛と長政親子は、いっしょに行動しません。

どういうことかというと、実は、官兵衛に指示され、黒田長政は、
徳川家康の味方をして戦います。

その時、官兵衛はどうしたかというと、
天下を狙うのです。



まあ、主人である豊臣秀吉も死んで、その右腕とも言える軍師である官兵衛が天下を狙っても、
そうおかしいことではないと思います。
その目的がただの個人的野心なのか国の平和を願ったことことなのかは分かりませんが。


ただ、天下を狙うにしても、時間が必要です。
そのためには、関ヶ原の合戦が長引き、国全員の注意をその合戦に向け、
その隙をついて、官兵衛は天下を狙ったおうと考えました。

関ヶ原の合戦を引きのばすためには、すぐに決着がついてしまってはいけません。
スポーツで言えば、両チーム甲乙付け難く、いい試合をしなければいけません。

そこで、官兵衛は長政に、徳川家康の味方はしても勝ちすぎないようにと指示します。
そうすれば、合戦は長引き、かつ、黒田家は家康に味方をしたことになるので、
家康に疑いをかわすことが出来ます。

これが、軍師官兵衛の一斉一大の知的戦略だったのです。

この後どうなるかは、ドラマを見ていただきたいと思います。
その時には、詳しくお話しします。

とにかく、軍師官兵衛の考えることは、普通の人が考え及ばないようなことを考え、戦略とします。
そのおかげで、官兵衛の主人である豊臣秀吉は天下を取れたのですね。

それも、豊臣秀吉といえば、スタート地点は、これ以上ないぐらい低いところから始まります。
織田信長や徳川家康は、元々、地方の田舎侍ではありますが、小さいながらも武士であり領主でありました。
無理やり現在でいえば、どこかの地方の小さな市長というのがスタート地点です。

しかし、豊臣秀吉は、武士ではなく足軽といい、普段は農業をやり、戦になると一兵士として戦に出ます。
そんな最下級の武士(厳密には武士ではありませんが)から織田信長の草履とり(芸能人の付き人みたいなもの)になり、
そこからのし上がっていくのです。


豊臣秀吉は、よく出世の代表のように言われるのはこのためですね。

豊臣秀吉は、草履とりから始まりますが、どんな仕事も、最善を尽くし、人ができないことをやっていきます。
現在でも、出世する人はそうですね。その時、その時の仕事を嫌がらずに、最善を尽くす。
こういう人が出世をするんですね。

出世をしたいと思う人は、一度豊臣秀吉の小説を読まれてはいかがでしょうか。


軍師官兵衛は、いわゆる中途採用されヘッドハンティングで、豊臣秀吉に採用され軍師となります。
途中からですが、この豊臣秀吉の出世に大きな影響を及ぼします。
官兵衛がいなければ、秀吉はあそこまで登り詰めることはできなかったでしょう。


この辺りのことは、ドラマを見続けていくと、二人の関係が徐々に分かってくると思います。

都度都度、折に触れお話していきと思います。次回も楽しみにしていてください。

また、ご意見ご感想よろしくお願いします。




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